王家の影はポンコツ令嬢!はじめての任務で×××
5.貴方の望み、叶えましょう
流れるように手を引かれホールに出ると、ゆったりとした曲が流れる。
その曲に乗りながらディーデリック様の動きに合わせていると、そっと耳元に顔を寄せて彼が囁いた。
「⋯さぁ、本番だね」
「え⋯、ッ!?」
ヴゥン、と再び激しく稼働し始めた魔道具に私は目を見開く。
ナカを擦り上げながら愛芽を吸い上げられるとすぐに下腹部へ熱が集まった。
“⋯や、これ、一番激し⋯っ!”
何度も強く動いた事はあったものの、それはどれも瞬間的な動きが多かった。
しかし『本番』という言葉通り、今度は弱まる気配はなくて。
「――ッ、⋯!」
ダンスは笑顔で踊るものなのに、唇に必死で力をいれなくては込み上げる声を抑えることは叶いそうにない。
堪えようと必死になった為か、彼の腕を掴む手に力が入り彼の服にぎゅうっと皺が寄ってしまう。
“だめ、口を塞がなくちゃ⋯!”
しかしダンス中に口を塞ぐ方法なんてない。
手で押さえるなんて出来ないし、彼の肩口に顔を寄せるのも目立ってしまう。
“他に私の口を塞げるものは⋯”
そっと辺りを見渡した私の目が奪われたのは、他でもないディーデリック様の唇だった。
その曲に乗りながらディーデリック様の動きに合わせていると、そっと耳元に顔を寄せて彼が囁いた。
「⋯さぁ、本番だね」
「え⋯、ッ!?」
ヴゥン、と再び激しく稼働し始めた魔道具に私は目を見開く。
ナカを擦り上げながら愛芽を吸い上げられるとすぐに下腹部へ熱が集まった。
“⋯や、これ、一番激し⋯っ!”
何度も強く動いた事はあったものの、それはどれも瞬間的な動きが多かった。
しかし『本番』という言葉通り、今度は弱まる気配はなくて。
「――ッ、⋯!」
ダンスは笑顔で踊るものなのに、唇に必死で力をいれなくては込み上げる声を抑えることは叶いそうにない。
堪えようと必死になった為か、彼の腕を掴む手に力が入り彼の服にぎゅうっと皺が寄ってしまう。
“だめ、口を塞がなくちゃ⋯!”
しかしダンス中に口を塞ぐ方法なんてない。
手で押さえるなんて出来ないし、彼の肩口に顔を寄せるのも目立ってしまう。
“他に私の口を塞げるものは⋯”
そっと辺りを見渡した私の目が奪われたのは、他でもないディーデリック様の唇だった。