あの頃言えなかったありがとうを、今なら君に
私のナカを確かめるように、その太い指をゆっくり奥まで挿れた盛岡は、私がピクリと反応する場所を見つけるとソコばかりを攻めるように指で擦る。

「~~ッ、待⋯!!」
「ダメ」

“ダメはこっちのセリフなのよ⋯っ!”

気に食わない同期ばかり見ていた私は、彼氏なんて存在は久しくおらず。
つまりこういった行為も当然久々でー⋯

「やっ、あっ、あっ、やぁぁっ!」

きゅうっ、と盛岡の指を締めつけるようにナカが伸縮するのを感じる。
あっさりイかされてしまったその羞恥からギッと睨むように盛岡を見上げると、目元を赤く劣情を孕んだ視線が絡み付く。

彼のその瞳があまりにも熱かったからか、達したばかりの私の下腹部は期待からジュンと更に愛液を溢れさせた。


その愛液を指に絡めるようにゆっくりと抽挿した盛岡は、そのまま指を引き抜きカチカチとベルトを緩める。
その勢いのままぶるりと出された熱棒に、どこから出したのかコンドームを装着した彼は私の蜜壺の表面を掠めるようにくちゅくちゅと動かす。

私の愛液がゴム越しに絡み、次第にぐちゅぐちゅと音を溢れさせ――


「――ッッ」
「⋯く、んっ」
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