目覚めたら旦那さまから暴虐王女と呼ばれましたが、身に覚えがありません

主要キャラクター

◆ダイアン・オーデット(18歳)
本作のヒロイン。神聖レビオン王国の王女。歴代最強の聖女の力を持ちながら、悪逆非道な振る舞いによって『暴虐王女』と呼ばれている。
実は本物のダイアンの替え玉で、双子の姉。本名はクラリス。
双子は縁起が悪いという迷信によって、幼い頃に孤児院へ預けられた。自分を平民と思って育ったが、聖女の力が発現したために強引に王宮へ連れ戻される。
貧しい生活を送っていたがゆえに逞しく、ちょっとしたことではへこたれない性格になったが、ダイアン王女の悪行を目の当たりにしている内に心を病んだ。
ダルア王国から攻め込まれた際、王女の身代わりとして人質となり、恐怖のあまり気絶。その際、ショックによって記憶喪失になると同時に、自らを守るため無意識に聖女の力を封印してしまう。
王家の者にのみ現れるオーロラ色の髪に、すみれ色の瞳。絶世の美少女。
孤児院にいた時、髪色から素性がバレてしまわないよう、常に黒く染めていた。十年前、傷だらけだったレジェスを助けた張本人だが、互いにそのことには気づいていない。
心優しく明るい、前向きな少女。

◆レジェス(25歳)
本作のヒーロー。大陸の強国ダルア王国の国王。獅子の獣人。
正義感が強く立派な国王として慕われており、度重なるダイアン王女の悪行によって苦しめられている人々を助けるため、レビオンを攻める。
その際、王族の命を奪わぬ代わりに人質としてダイアンを自国へ連れ帰る。彼女へ憎悪を抱いている者たちから命を守るため、形式的な妻として迎えることに。
精悍な容姿ゆえに言い寄る女性は多かったが、生真面目で堅物なため誰とも深い仲になったことはない。
黄金色の髪に、琥珀色の瞳。獅子の耳と尻尾がある。
十年前、奴隷商によってレビオンに連れ去られた過去がある。奴隷商から命からがら逃げ出した際、傷の手当てをしてくれた親切な少女に恩返しをしたいと、彼女のことをずっと探していた。
ダイアンのことを悪女だと思い軽蔑しているが、その少女に似た容姿だけは好みだと密かに思っている。

◆ダイアン王女
クラリスの双子の妹にして、暴虐王女と呼ばれていた張本人。
極悪非道かつ自己中心的な性格で、他人が苦しむことをなんとも思わない。
自身に聖女の力が発現しなかったことを悔しがっており、クラリスの力をさも自分の功績であるかのように見せかけ、私腹を肥やすために利用していた。
クラリスと全く同じ容姿をしているが、性格の悪さが顔に現れている。

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