先生の隣、ずっといたくて。
この疾患の厄介なところは半数以上の割合でほかの精神障害を伴っているところ。

下手したら莉瀬ちゃんはたくさんの精神障害を抱えている可能性がある。

たくさんあると、複雑になり治療が進まないこともある。

どうか、莉瀬ちゃんがこれ以上苦しまないように―。

大河side

「夢月先生、小児科から連絡です」

小児科?

とりあいず、看護師さんから電話を替わった。

「はい、小児内科夢月です」

『大河!陽向だ。ちょっと悪いけど、、、紙袋と安定剤持ってきてくれる?』

え、、、。

つまり、、、。

「、、、そっち大丈夫か?」

『今過呼吸起こして寝てる、、、もうそろそろ起きそうだから、一応。』

「オッケー、そっち行くわ。」
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