先生の隣、ずっといたくて。
ごめんね、、、、莉瀬ちゃん。

「ちょっと注射打つよ?」

そういって陽向が莉瀬ちゃんに注射を打つと、しばらくして落ち着いてきた。

「ちょっと、疲れちゃったかな?寝ちゃおっか。」

そういって陽向は部屋の電気を消した。

2時間ぐらいして、スース―、と寝息が聞こえてきたころ。

このまま陽向と話し合いをすることになった。

「大河、、、今、分かったと思うけど莉瀬ちゃんの心の状態はあまり良くない。」

やっぱり、、、、そうだよな。

あんなにパニックになっていて、精神状態がいいわけないよな。

「、、、正直、閉鎖病棟とかでもいいレベル。」

閉鎖病棟、、、、精神科にある、自殺などの可能性がある患者が入る、自殺などできない部屋。常に監視の目があり、窓もない。

だけど、、、。

「でもきっと莉瀬ちゃんはそれも恐怖の一つになる」

やっぱり、、、陽向も同じ考えだよな、、、。
< 25 / 59 >

この作品をシェア

pagetop