転校から始まる逆ハーレム(本人に自覚なし)
私に気がついた叶くんが駆け寄ってきた。なんとなく表情が固いような…
「女子とすごく仲がいい高梨先輩じゃないですか!でも女子と食べてるところ初めて見ました。他の女子もきっとご一緒したがってますよ。明日はその人たちと食べてみては?」
なんだか刺々しい?どうしたんだろ。
「叶くん!」
ちょっと背伸びして叶くんにだけ聞こえるように伝える。
「姉弟になったって伝えていい?再婚のことも。許可が取れてないから言わなかったんだけど…」
ちょっと嫌そうな顔をされてしまう。
「誤魔化すの難しくて…」
つい困り顔になっていると叶くんは
「ごめんね?話していいよ?姉ちゃんを困らせたいわけじゃないもん」
その言葉を聞いてホッと息をつくと
「どういう関係?」
とヒソヒソ言っている人にも聞こえるように
「実はお父さんとお母さんが再婚して姉弟になったの。叶くんは私の弟!」
クラスが水を打ったように静かになる。
みんなががヒソヒソ何か言いはじめた。
「よかったー!勝ち目なかったし」「日比野さんと叶が一つ屋根の下だと!?」「じゃあ彼氏はいないのか!?」「叶くんが女と一緒なんておかしいと思った〜」
よく聞き取れない…咲ちゃんが私にこっそりと雪に気をつけなよ?と言ってくる。…何を?
「弟か。じゃあ敵じゃないな」
と高梨くんがつぶやいた。叶くんと戦う気だったのかな?
「再婚だから姉ちゃんとは血は繋がってないんだ〜」
と言いながら私に抱きつく。この気安い行動で男の子に対する苦手さが落ち着いてきたんだよね。でもみんなの前でされるとすっごく恥ずかしい…
「姉ちゃんと学校案内の予定があるから行くね!」
そう言って私を連れて行こうとする。
「ま、まって!」
「女子とすごく仲がいい高梨先輩じゃないですか!でも女子と食べてるところ初めて見ました。他の女子もきっとご一緒したがってますよ。明日はその人たちと食べてみては?」
なんだか刺々しい?どうしたんだろ。
「叶くん!」
ちょっと背伸びして叶くんにだけ聞こえるように伝える。
「姉弟になったって伝えていい?再婚のことも。許可が取れてないから言わなかったんだけど…」
ちょっと嫌そうな顔をされてしまう。
「誤魔化すの難しくて…」
つい困り顔になっていると叶くんは
「ごめんね?話していいよ?姉ちゃんを困らせたいわけじゃないもん」
その言葉を聞いてホッと息をつくと
「どういう関係?」
とヒソヒソ言っている人にも聞こえるように
「実はお父さんとお母さんが再婚して姉弟になったの。叶くんは私の弟!」
クラスが水を打ったように静かになる。
みんなががヒソヒソ何か言いはじめた。
「よかったー!勝ち目なかったし」「日比野さんと叶が一つ屋根の下だと!?」「じゃあ彼氏はいないのか!?」「叶くんが女と一緒なんておかしいと思った〜」
よく聞き取れない…咲ちゃんが私にこっそりと雪に気をつけなよ?と言ってくる。…何を?
「弟か。じゃあ敵じゃないな」
と高梨くんがつぶやいた。叶くんと戦う気だったのかな?
「再婚だから姉ちゃんとは血は繋がってないんだ〜」
と言いながら私に抱きつく。この気安い行動で男の子に対する苦手さが落ち着いてきたんだよね。でもみんなの前でされるとすっごく恥ずかしい…
「姉ちゃんと学校案内の予定があるから行くね!」
そう言って私を連れて行こうとする。
「ま、まって!」