転校から始まる逆ハーレム(本人に自覚なし)
新たな学校生活
次の日の朝、ひよりさんよりも早く目が覚めてしまった。このまま寝ようとしても寝つけなさそう…たまには私が朝ごはんを作ろうかな。
そう考えて朝食を作っていると同じく早く起きてしまったらしい叶く…叶が謝って来た。
「ごめんね姉ちゃん。」
すごく落ち込んでる…私のせいだよね…
「こっちこそごめんね」
「姉ちゃんは悪くない。僕がいろいろ構いすぎた。」
否定しきれなくてつい黙り込んでしまう。
「せっかくできた友達だから大事にしたいよね。外では構いすぎないようにするから家では甘えさせて?」
ちゃっかりしてらっしゃる…
でも叶が妥協案を出してくれたおかげで気まずさがなくなった気がした。
「じゃあご飯一緒に食べよ?ちょうどできたから」
そういうと一気に明るい表情になった。
「うん!姉ちゃんの料理も大好き!」
仲直りした叶と一緒に登校すると昨日よりも視線の刺々しさが和らいでいる気がした。
きっと叶と姉弟だという話が広まったんだろう。でもやっぱり攻撃的な視線を感じるのは義理の姉弟というのが気になるからかもしれない。でも弟を呼び捨てで姉弟喧嘩も昨日したし、仲直りもできた。結構普通の姉弟だと思うし、心配することはないと思う。実際私は叶に対して姉としての愛情を持ってるしね!
そんなことを考えているうちに学校に着いた。
「一緒に帰れるなら一緒に帰ろうね?」
可愛いなぁ…
頷くと満足げに笑ってくれた。
階段を登って教室に向かう途中、向かいから小さめな男の子が駆け寄って来た。陸くんだ!
「陸くんどうしたの?中学棟は向こうじゃなかったっけ?」
そう尋ねると
「お弁当…届けに…」
と呟いて私の方を見上げて来た。か、かわいい〜!!
つい撫でていると上の階から男子生徒が降りて来た。
陸くんに気がついてこちらに向かってきた。はて?
「中学生がこっちに来るのは原則禁止だ。許可は取ってるのか?」
メガネをかけた彼が尋ねると陸くんは俯いてしまった。取っていなかったみたい…
「彼は姉にお弁当を届けに来たみたいで…次からは許可を取るように言いますので見逃してくれませんか?」
そう伝えると
「悪いがそれはできない」
と断られてしまった。どうしよう…
「まぁまぁそれくらいにしとけって」
声が聞こえた方を向くと男の人が立っていた。
そう考えて朝食を作っていると同じく早く起きてしまったらしい叶く…叶が謝って来た。
「ごめんね姉ちゃん。」
すごく落ち込んでる…私のせいだよね…
「こっちこそごめんね」
「姉ちゃんは悪くない。僕がいろいろ構いすぎた。」
否定しきれなくてつい黙り込んでしまう。
「せっかくできた友達だから大事にしたいよね。外では構いすぎないようにするから家では甘えさせて?」
ちゃっかりしてらっしゃる…
でも叶が妥協案を出してくれたおかげで気まずさがなくなった気がした。
「じゃあご飯一緒に食べよ?ちょうどできたから」
そういうと一気に明るい表情になった。
「うん!姉ちゃんの料理も大好き!」
仲直りした叶と一緒に登校すると昨日よりも視線の刺々しさが和らいでいる気がした。
きっと叶と姉弟だという話が広まったんだろう。でもやっぱり攻撃的な視線を感じるのは義理の姉弟というのが気になるからかもしれない。でも弟を呼び捨てで姉弟喧嘩も昨日したし、仲直りもできた。結構普通の姉弟だと思うし、心配することはないと思う。実際私は叶に対して姉としての愛情を持ってるしね!
そんなことを考えているうちに学校に着いた。
「一緒に帰れるなら一緒に帰ろうね?」
可愛いなぁ…
頷くと満足げに笑ってくれた。
階段を登って教室に向かう途中、向かいから小さめな男の子が駆け寄って来た。陸くんだ!
「陸くんどうしたの?中学棟は向こうじゃなかったっけ?」
そう尋ねると
「お弁当…届けに…」
と呟いて私の方を見上げて来た。か、かわいい〜!!
つい撫でていると上の階から男子生徒が降りて来た。
陸くんに気がついてこちらに向かってきた。はて?
「中学生がこっちに来るのは原則禁止だ。許可は取ってるのか?」
メガネをかけた彼が尋ねると陸くんは俯いてしまった。取っていなかったみたい…
「彼は姉にお弁当を届けに来たみたいで…次からは許可を取るように言いますので見逃してくれませんか?」
そう伝えると
「悪いがそれはできない」
と断られてしまった。どうしよう…
「まぁまぁそれくらいにしとけって」
声が聞こえた方を向くと男の人が立っていた。