転校から始まる逆ハーレム(本人に自覚なし)
ホームルーム終了後、咲ちゃんたちに声をかけられた。
「今日ギリギリじゃん。寝坊?」
「なんかあった?」
「実は…」
朝のことを説明すると咲ちゃんがうなだれた。
「あたしのせいじゃん。」
「咲ちゃんのせいじゃないよ。陸くんを引き止めたのは私だし、結局咲ちゃんが呼び出されることになってごめんね…」
「いやそもそも連絡して図書館で貰えばよかったんだよ。あそこなら違反にならないし」
そう落ち込んでる私たちに篠宮くんが笑いながら言う。
「本当はスマホを使うのもダメだけどね」
そーなの!?驚いていると高梨くんが
「今は先生たちも注意しないから気づかないよね。前の生徒会長が見逃したからみんな堂々と使うようになって収集がつかなくなったから諦めてるんだよね」
と説明してくれた。
「だから生徒会長さんが見逃すわけにはいかないって言ってたんだ…」
「中学生と日程が違うのもあって堂々とされると授業妨害になりかねないからね。諦めて怒られるしかないか…」
放課後、咲ちゃんと途中で会った陸くんと生徒会室に行くと朝の男子生徒2人が待っていて、他にも男女数人が作業をしていた。
「お、来たか」
「朝の件だが、そこの姉弟には反省文を書いてもらう。」
「はぁい」「…はい」
…2人ともあんまり反省してないみたい…?
「で、そこの転入生。」
「は、はい」
あれ?なんで転入生って知って…
「こいつは記憶力がいいから全校生徒の顔と名前覚えてるんだよね」
戸部先輩が説明してくれる…って心読まれた!?
「ていうかお前は生徒会でもないのになんで堂々といるんだ」
あ、生徒会じゃないんだ…
「悪くもないのに呼ばれた日比野ちゃんに何を言うのか気になったんだよ」
やっぱりお兄さんっぽい。
「日比野か。下の名前は?」
「梨奈です。」
会長が名簿に書き足している。クラスもスラスラと書いているけど言ってないはず…もしかして咲ちゃんと友達なことでわかったのかな。全員覚えてるのは本当みたい!すごいなぁ…
「日比野には学校の規則を読んでもらいたい。転入生の資料についてなかったみたいだから確認しといてほしい。」
気になってたからちょうどよかった。渡された冊子は二冊で一冊は手書きだった。
なんでだろう…
「今日ギリギリじゃん。寝坊?」
「なんかあった?」
「実は…」
朝のことを説明すると咲ちゃんがうなだれた。
「あたしのせいじゃん。」
「咲ちゃんのせいじゃないよ。陸くんを引き止めたのは私だし、結局咲ちゃんが呼び出されることになってごめんね…」
「いやそもそも連絡して図書館で貰えばよかったんだよ。あそこなら違反にならないし」
そう落ち込んでる私たちに篠宮くんが笑いながら言う。
「本当はスマホを使うのもダメだけどね」
そーなの!?驚いていると高梨くんが
「今は先生たちも注意しないから気づかないよね。前の生徒会長が見逃したからみんな堂々と使うようになって収集がつかなくなったから諦めてるんだよね」
と説明してくれた。
「だから生徒会長さんが見逃すわけにはいかないって言ってたんだ…」
「中学生と日程が違うのもあって堂々とされると授業妨害になりかねないからね。諦めて怒られるしかないか…」
放課後、咲ちゃんと途中で会った陸くんと生徒会室に行くと朝の男子生徒2人が待っていて、他にも男女数人が作業をしていた。
「お、来たか」
「朝の件だが、そこの姉弟には反省文を書いてもらう。」
「はぁい」「…はい」
…2人ともあんまり反省してないみたい…?
「で、そこの転入生。」
「は、はい」
あれ?なんで転入生って知って…
「こいつは記憶力がいいから全校生徒の顔と名前覚えてるんだよね」
戸部先輩が説明してくれる…って心読まれた!?
「ていうかお前は生徒会でもないのになんで堂々といるんだ」
あ、生徒会じゃないんだ…
「悪くもないのに呼ばれた日比野ちゃんに何を言うのか気になったんだよ」
やっぱりお兄さんっぽい。
「日比野か。下の名前は?」
「梨奈です。」
会長が名簿に書き足している。クラスもスラスラと書いているけど言ってないはず…もしかして咲ちゃんと友達なことでわかったのかな。全員覚えてるのは本当みたい!すごいなぁ…
「日比野には学校の規則を読んでもらいたい。転入生の資料についてなかったみたいだから確認しといてほしい。」
気になってたからちょうどよかった。渡された冊子は二冊で一冊は手書きだった。
なんでだろう…