あなたが好きだと言いたかった。
 優紀はそんな青山君の視線に思わずポーッとなってしまいました。 「こらこら、そこでボーっとするんじゃないよ。」
名志田先生の声に優紀は思わず真っ赤になるのでした。 「こいつーーーー。」
 「からかうのは後だ。 杉下。」 「すいません。」
「さあ、試合も巻き直しだ。 気合を入れていこうぜ!」 「お前は入れ過ぎなんだよ。 ブンブンちゃん。」
「ブンブンちゃんって何だよ? ブンブンちゃんって?」 「まあいいからいいから落ち着いて。」

 朝から乱闘やら何やら問題ばかりの試合は再開されましたが、スタンドはどうも気合が入らない様子。 不気味なくらいに静かになってしまいました。
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