あなたが好きだと言いたかった。
 寮の管理人はすぐさま警察に通報したらしい。 「分かりました。 相手を刺激しないようにサイレンは鳴らさずに行きますね。」
 「お前の兄貴がどういう返事を寄越すか楽しみだなあ。」 「返事次第ではとことんお前をいたぶれるわけだ。 楽しみだねえ。 こりゃ堪らんぞい。」
「もっと痛め付けてやれ。 二度と兄貴に会えない体にしてやれ!」 「可愛がってやるぜ。」
男たちは葵の服を脱がすと嘗め回すように指を走らせています。 「感じてやがるぜ。 もっとやっちまえ!」
 校内では生徒たちがざわついています。 「さっきから悲鳴が聞こえるけど何なんだ?」
「そうだよ。 ドスンドスンって工事でもやってるのか?」
「変だな。 工事の情報なんて聞いてない
「何処からの期だって


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