姉の婚約者はワルイ男



「あのさ、結婚式のことだけど」

「早く決めないといけないですよね」

「そろそろね。まずは式場から」

「今度見学の予約とっておきましたよ」


俺たちは、来年結婚式を挙げる。

ずっと想ってきた彼氏がいるゆずを待って待って、ようやく手に入れることができたんだ。


「ハネムーンベイビーも授かれるように頑張ろうかな」

「絢斗さんが言うと、実現しそうで怖いです」

「なんで?」

「だって、絢斗さんすごく計画的だし」

「ワルイ男だもんね」


もうすぐゆずと家族になれる。

そんな喜びを毎日感じられることが、俺を満たしてくれる。


「愛してるよ、ゆず」とささやくと、「わたしもですよ、バカ」と返ってきた。




END

< 131 / 131 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:9

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

夫の一番にはなれない

総文字数/33,059

恋愛(オフィスラブ)70ページ

表紙を見る
俺にはくれないの?【短編】

総文字数/5,081

恋愛(純愛)17ページ

表紙を見る
オオカミ先輩に溺愛されて困ってます!

総文字数/144,342

恋愛(学園)400ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop