石ころ令嬢は愛を知って光り輝く【プロット】

主要なキャラクター

〈用語〉

ジュエル:胸元に宝石が埋め込まれた状態で生まれてくる人間のこと。
どんな宝石をもつかは遺伝にもよるが基本ランダムであり、髪や瞳にも宝石と同じ色が表れる。流す涙も宝石に変わる。
一部の例外を除いて、ジュエルはほぼ貴族女性。
自分が生み出す宝石で着飾って、より地位のあるコレクターに嫁ぐことがステータスとされる。
そのため宝石の美しさや希少性がジュエルとしての価値になる。
コレクターに愛されることでより輝き美しさを増すとされている。

コレクター:ジュエルのパートナーとなる存在。ほぼ貴族男性。
ジュエルを手に入れたいという本能を持ち、ジュエルとしか子を成せない。
ジュエルに心からの愛を注ぐ(磨く)ことでより輝かせることができる。
美しく希少性の高いジュエルを手に入れる(妻にする)ことがステータスとされる。
パーティ等の正装の時は恋人や妻の生み出した宝石を身につける。

リンク:ジュエルとコレクター、互いにとっての運命の相手。
世界のどこかには存在するというが、出会えることは稀で御伽話のように扱われることもある。
巡り合った2人は非常に深い愛情で結ばれるとされる。

〈登場人物〉

■クレール(17)主人公
地位:子爵令嬢
ジュエル。くすんだ石のようなジュエルを持って生まれたため、家族から冷遇されてきた。
ついたあだ名は“石ころ令嬢“
生い立ちの影響で自信がなく、自分を卑下しがちな性格であったが、リュカと結婚し愛されることで
強くなっていく。
実は“ダイヤの原石“であり、リュカからの愛を知って磨かれていくうちに誰よりも輝くダイヤのジュエルとなる。

■リュカ(23)ヒーロー
地位:公爵
コレクター。まるでジュエルのような美しさを持ち、人々の注目を集める存在。
“氷の公爵“と呼ばれる程女性(ジュエル)に無関心で、言い寄られても冷たく切り捨てることで有名だった。
クレールに出会い、彼女が自分の特別な存在(リンク)だと気づいて求婚する。
結婚後はクレールを溺愛するようになり、クレールを貶めたり傷つけるものに対しては容赦しない。

■ローザ(16)主人公の腹違いの妹・悪役
地位:子爵令嬢
ジュエル。濃いピンクサファイアのジュエルを持って生まれ、クレールと違って愛されて育った。
表向きは猫を被るが、我儘で高慢な性格でクレールを見下している。
クレールの嘘の悪評を広めて同情を買うなど、自分のためなら他者を平気で貶める。

■ジョセフ(21)ローザの婚約者・悪役
地位:侯爵
コレクター。女性(ジュエル)のことを、自分の箔をあげるアクセサリーとしてしか見ていない。
節操がなく、複数の女性と肉体関係を持つ。自分が1番のクズな性格。
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