魔法講師の支配欲から逃げられない【プロット】
ファンタジー
完
0
nanan/著
- 作品番号
- 1705110
- 最終更新
- 2023/08/22
- 総文字数
- 2,305
- ページ数
- 4ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 51
- いいね数
- 0
リズは無職の女の子。本当は青春を謳歌したいのだが、無能故に疎外されるため、病弱な弟の世話をしながら引きこもっている。しかし、卒業してもなおウィルフリートだけはずっとリズにも懇意にしてくれた。リズは彼のような人間になって人生を楽しむと決意する。
学園講師のウィルに魔法の指導を頼む。弟に魔法を教えることが、彼のような「先生」に一歩近づくと思ったのだ。才能はないがひたむきに真面目に倣う姿勢に、ウィルも嬉しくなる。弟のセリムも「魔法をこの目で見たい」と願うように。しかし、病弱のセリムはまだ外出が困難。
リズはウィルに訪問を頼むが、彼はまだ学園外で教鞭を取ることは禁止されていた。代わりに早く回復し、外出OKを目指し健康管理を見直す方向に決めた。リズは言われた通りにメニューやリハビリを改善していく。彼女は素晴らしく従順でウィルはゾクゾクした。
彼は支配したい衝動が膨らんでいった。このままでは手を出しそうだったので、リズを突き放すために「魔法を使える人間がもう一人必要」と難問を課す。しかしリズに他に頼れる人間などいない。
悩んだ結果正直に無理だと打ち明けることにしたが、ウィルが学園長に叱られている姿を目撃した。頼れる彼が叱られているのはショックで、リズは彼を庇った。自分が思うより彼を信頼していると気付き、再び学生に声をかける。
しかし学生らは無能な部外者を快く思っておらず、魔法で攻撃され、リズは嘲笑される。それでも退く訳にはいかないリズは土下座をして頼む。
ウィルは性癖に拍車がかかって紳士の皮が剥がれる。要望は嘘だと自白した上で、自分を頼りにしろと再び頭を下げさせる。
リズの望みを叶え大き魔法を放つ。思わずリズが彼を掴むと、彼女の周りに霞が広がる。不気味に見えた学生らは彼女を攻撃する。
リズはウィルに助けを請う。何もできないことが負い目だったが、頼られるのが嬉しそうな彼を見ると力が湧いてくる。ウィルの手を取ると彼の魔力は増幅して、光魔法は花火のようにたくさん打ち上がった。リズは依存してこそ力を発揮できる体質だった。綺麗な魔法をセリムもベッドから眺めた。
夜が明けようとしていた。リズはウィルにはなれないけど、彼がいればなんでもできると知った。ウィルが頬に口づける。ウィルの気持ちは、恋慕か支配欲か、それとも性欲か。まだ彼女にはわからないけど。
学園講師のウィルに魔法の指導を頼む。弟に魔法を教えることが、彼のような「先生」に一歩近づくと思ったのだ。才能はないがひたむきに真面目に倣う姿勢に、ウィルも嬉しくなる。弟のセリムも「魔法をこの目で見たい」と願うように。しかし、病弱のセリムはまだ外出が困難。
リズはウィルに訪問を頼むが、彼はまだ学園外で教鞭を取ることは禁止されていた。代わりに早く回復し、外出OKを目指し健康管理を見直す方向に決めた。リズは言われた通りにメニューやリハビリを改善していく。彼女は素晴らしく従順でウィルはゾクゾクした。
彼は支配したい衝動が膨らんでいった。このままでは手を出しそうだったので、リズを突き放すために「魔法を使える人間がもう一人必要」と難問を課す。しかしリズに他に頼れる人間などいない。
悩んだ結果正直に無理だと打ち明けることにしたが、ウィルが学園長に叱られている姿を目撃した。頼れる彼が叱られているのはショックで、リズは彼を庇った。自分が思うより彼を信頼していると気付き、再び学生に声をかける。
しかし学生らは無能な部外者を快く思っておらず、魔法で攻撃され、リズは嘲笑される。それでも退く訳にはいかないリズは土下座をして頼む。
ウィルは性癖に拍車がかかって紳士の皮が剥がれる。要望は嘘だと自白した上で、自分を頼りにしろと再び頭を下げさせる。
リズの望みを叶え大き魔法を放つ。思わずリズが彼を掴むと、彼女の周りに霞が広がる。不気味に見えた学生らは彼女を攻撃する。
リズはウィルに助けを請う。何もできないことが負い目だったが、頼られるのが嬉しそうな彼を見ると力が湧いてくる。ウィルの手を取ると彼の魔力は増幅して、光魔法は花火のようにたくさん打ち上がった。リズは依存してこそ力を発揮できる体質だった。綺麗な魔法をセリムもベッドから眺めた。
夜が明けようとしていた。リズはウィルにはなれないけど、彼がいればなんでもできると知った。ウィルが頬に口づける。ウィルの気持ちは、恋慕か支配欲か、それとも性欲か。まだ彼女にはわからないけど。
この作品をシェア
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…