【BL】泡沫の恋



「ベータの私には何も出来ないから」

「そんなこと無いよ」

「あなたみたいにオメガを満足させることは出来ないの」

「それは違うよ……ベータだからじゃなくて柳さんだから出来ることってあると思う」




あまり納得して無さそうだけど大事なのは相手を思いやる気持ち

アルファだからとかベータだからとか関係ない




だっていっくんはベータだけどひさくん達に尽くしてくれる

俺達を自分の子供のように可愛がってくれる

人を思う気持ちが大切なんだ







「………それより泉くんは大丈夫なの?」

「大丈夫……だよ。油断すると襲いそうだけどね」

「……私保健室で抑制剤貰ってくる」

「ありがとう。助かるよ」







柳さんが保健室に向かうと同時に俺はその場に座り込んだ









  
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