【BL】泡沫の恋
慌てて生徒会室から出て来たが用事があるのは本当
俺はそのまま帰宅して
「……これが」
いよいよオープンする自分の店を見に来た
元々店や商品はすでに話を進めており各会社との契約しか残って無かったが、それも先日無事に全部終了
ずっと話は進めていたがいざ、実物が完成して目の前にすると言葉が出ない
「色んな人に永斗の想いが届くといいな」
「うん……ひさくんありがとう」
「俺は何もしてない。永斗の努力だろ」
「それでもこんな高校生のガキの店なんて普通契約すら取れない。ひさくんとるなくんが助けてくれたから」
「お礼はどっちにしろ早いぞ。ここから軌道に乗せて安定させなきゃならない」
「うん」
大変なのはこれからだ
生徒会の仕事も学業も疎かに出来ない
全てこなすことが店を持つ条件だ