__愛しのジュリエット__
教室に居残りを指示された私と、
同じくくじ引きでバツ引いたクラスメイトの
酒井環(さかい たまき)くん。

「((あまり話したことがないから、気まずいな–💦」

どちらもあまり話さないので、教室は
シーーーンって音が聞こえるくらいに静かだ。



先に沈黙を破ったのは、酒井くんだった。

「あ、あのー、よろしくお願いします。」

だから私も答えた。

「よ、よろしくお願いします。長峰結衣です。」

「あ。えーと、酒井環と申します。」

「お願いします、。」
ペコッ


ん、


気まずい、、、、、、


信じられないくらいに気まずい。

こんなの完成できないよーー💦

「あの、ごめんなさい酒井くん。私、ちょっと休憩しに行ってもいいですか、?」

なにもしてないのに休憩とかやばいよね私。

でも、それどころじゃない。

「あ、うん。いいけど。」

そう酒井くんの返事を確認してから屋上へと走った。
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