【完】おにぎり恋愛日和‼︎

「だから応援してくれている人達の為に身体を休めようよ。明日もそんな顔だったら、みんなまた心配になるよ。」

「ね?」と問いかけると、ようやく天音くんは大人しくなってくれる、いや、もう声を出すのも辛いだけかもしれないけれど。
何も抵抗しないのをいいことに、「ほら、寝室に行こうよ」と促すと天音くんはぽつりと零す。

「青山も?」
「私?そうだね。明日授業に来てくれなかったら寂しいかな。他に喋る人いないし、ひとりぼっちになっちゃうよ」

まぁ2年生の時までは毎日ぼっちだったけど。そんなことを思っていると、携帯に一通のメッセージが来る。相手は瑠衣くんから。その内容を確認した私は、画面を天音くんに見せた。

「ほら、瑠衣くんから連絡。今日のリハは中止だってさ。ほら、寝よう。明日からまた頑張ろうよ」
「・・・何で瑠衣と連絡取るほど仲良くなってんの」
「成り行きだよ。ほら、早く横になって」

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