【完】おにぎり恋愛日和‼︎
だから私は自信を持って、告げた。
「自覚はないので、それは天音さんの勘違いでしょうね」
「・・・とにかく、寄り道せずに帰りなよ」
「扱いが子ども」
「こんな大きい子どもを持った記憶はないけどね」
「あはは、模範解答」
そろそろ本当に帰ろうと忘れ物がないかチェックする。ついでに財布の中身も。カーディガン洗って返すのに、少しお高めな洗剤と柔軟剤を買ってかろう。これで縮んで「弁償しろ」と言われたら元も子もないけれど。
確認を終えた私は、かばんを肩に掛け直す。
「そうだ。明日大学来る?」
「時間通りに終われば午後から行けそう」
「分かった。いつものところに席とっとくね」
「明日のおにぎりは?」
「食べるなら持ってこようか?何が良い?」
「自覚はないので、それは天音さんの勘違いでしょうね」
「・・・とにかく、寄り道せずに帰りなよ」
「扱いが子ども」
「こんな大きい子どもを持った記憶はないけどね」
「あはは、模範解答」
そろそろ本当に帰ろうと忘れ物がないかチェックする。ついでに財布の中身も。カーディガン洗って返すのに、少しお高めな洗剤と柔軟剤を買ってかろう。これで縮んで「弁償しろ」と言われたら元も子もないけれど。
確認を終えた私は、かばんを肩に掛け直す。
「そうだ。明日大学来る?」
「時間通りに終われば午後から行けそう」
「分かった。いつものところに席とっとくね」
「明日のおにぎりは?」
「食べるなら持ってこようか?何が良い?」