【完】おにぎり恋愛日和‼︎
いつもの私だったら仕事の話に口出しはしない。まぁ私に助けを乞いたところで何と力になれないから、正直尋ねられても天音くんの為になるような事は言えないだろう。
でも、今日。初めて仕事の話に入り込んだ。
「別に何もないけど」
そういつもの口調で言い切った彼は、指で耳を触る。一連の流れをこの目で見た私はクスリと笑みを漏らした。
「ダウト。知ってる?天音くんってさ、嘘つく時耳を触る癖があるんだよ」
「・・・そんなことな、」
「あるでしょ?心当たり」
すると天音くんは黙り込んでしまった。
なかなか癖って自分では気付かないもんだからしょうがない。いつもの私なら気付かないフリをしていたが、今回ばかりはあまりにも彼が助けてといわんばかりの表情を浮かべていたのだ。
ひとりで悩みすぎてどうしようもないんだと、そう困っているような気がした。
でも、今日。初めて仕事の話に入り込んだ。
「別に何もないけど」
そういつもの口調で言い切った彼は、指で耳を触る。一連の流れをこの目で見た私はクスリと笑みを漏らした。
「ダウト。知ってる?天音くんってさ、嘘つく時耳を触る癖があるんだよ」
「・・・そんなことな、」
「あるでしょ?心当たり」
すると天音くんは黙り込んでしまった。
なかなか癖って自分では気付かないもんだからしょうがない。いつもの私なら気付かないフリをしていたが、今回ばかりはあまりにも彼が助けてといわんばかりの表情を浮かべていたのだ。
ひとりで悩みすぎてどうしようもないんだと、そう困っているような気がした。