【完】おにぎり恋愛日和‼︎
「何作るの?」
「何が食べたい?」
「おにぎり」
「了解。あとはお味噌汁と・・・軽いおかず作っちゃうね」

相変わらずおにぎりが好きだなぁと思いながら、メニューを決めていく。

「何か手伝う?」
「ううん。ゆっくりしてて良いよ」

そう言うと天音くんは何か言いた気な顔をしながら、ソファに戻っていった。

別に邪魔だとかそんなつもりはないけれど、この朝食は一晩中ベッドを占領してしまった私の懺悔なのだ。それに午後から仕事なんだから、今だけはゆっくりして欲しい。
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