【完】おにぎり恋愛日和‼︎
「じゃあ光春くん、出入り口まで送って行ってあげてね」
「分かってる」
「僕らは先に行ってるから」
早く退散するよー!と瑠衣くんは2人を連れて楽屋から姿を消してしまった。2人きりになった楽屋はシンと静まり返って、私たちの間に変な空気が流れる。
ちらりと天音くんを横目に、何だか変に意識してしまうなぁと息をつく。
「えっと、じゃあ天音くん。今日は招待してくれてありがとう」
「うん」
「年末は仕事忙しそうだし、あまり無理しないようにね」
きっと次に会えるのは年明けの大学だろう。2週間くらいの短い休み期間なのに、何だかものすごく長く感じる。もう年末という実感が未だに沸いていない証拠だった。
「分かってる」
「僕らは先に行ってるから」
早く退散するよー!と瑠衣くんは2人を連れて楽屋から姿を消してしまった。2人きりになった楽屋はシンと静まり返って、私たちの間に変な空気が流れる。
ちらりと天音くんを横目に、何だか変に意識してしまうなぁと息をつく。
「えっと、じゃあ天音くん。今日は招待してくれてありがとう」
「うん」
「年末は仕事忙しそうだし、あまり無理しないようにね」
きっと次に会えるのは年明けの大学だろう。2週間くらいの短い休み期間なのに、何だかものすごく長く感じる。もう年末という実感が未だに沸いていない証拠だった。