【完】おにぎり恋愛日和‼︎

日常に探す君の面影


───新年明けて初めての「まごころ屋」でのアルバイト。

ピークの昼時を過ぎて、休憩している2人の代わりに店番をしていた私はずっと天音くんのことを考えていた。

まだ告白の返事はしていない。あの後「少し時間あげるから考えといて」と言われて、数日間そのままである。確かにあの時の私は、何と言って返したらいいのか分からなかった。

きっと天音くんは、私からの連絡を待っている。

告白も、天音くんと付き合うことも、嫌なわけではない。確かに格好良いし、優しいし、最近特にスパダリだし、理想の彼氏像なのは間違いない。

だけど、といつもそこまで考えたところで止まる。

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