【完】おにぎり恋愛日和‼︎
「・・・色々気になるところはあるけど、確かに天音って苗字だよね。はは」
「はは、じゃない。インタビュー見たんなら責任持って下の名前で呼んで」
インタビューを見終わったあと。天音くんからの視線がきつい。確かに天音くんこと苗字でしか呼んだことなかった。夏樹くん、貴ちゃん、瑠衣くん・・・天音くん。
でも何だか改めて下の名前で呼ぶのって、こそばゆいというか、小っ恥ずかしくなる。誤魔化すようにへらりと笑うと「ほら、早く」と逃がしてくれなかった。
「まさか下の名前忘れたわけじゃないのよね?」
「お、覚えてるけど・・・何か、」
友達としてじゃなく、彼氏として下の名前で呼ぶとなるとどうもスルッと口から出てこない。みつはる、と心の中で呼んでみるだけでも顔が赤くなっていくのが分かる。あー待って、今の私めっちゃうぶな人みたいじゃん。確かに恋愛経験なんて皆無に近いけれど。
「はは、じゃない。インタビュー見たんなら責任持って下の名前で呼んで」
インタビューを見終わったあと。天音くんからの視線がきつい。確かに天音くんこと苗字でしか呼んだことなかった。夏樹くん、貴ちゃん、瑠衣くん・・・天音くん。
でも何だか改めて下の名前で呼ぶのって、こそばゆいというか、小っ恥ずかしくなる。誤魔化すようにへらりと笑うと「ほら、早く」と逃がしてくれなかった。
「まさか下の名前忘れたわけじゃないのよね?」
「お、覚えてるけど・・・何か、」
友達としてじゃなく、彼氏として下の名前で呼ぶとなるとどうもスルッと口から出てこない。みつはる、と心の中で呼んでみるだけでも顔が赤くなっていくのが分かる。あー待って、今の私めっちゃうぶな人みたいじゃん。確かに恋愛経験なんて皆無に近いけれど。