【完】おにぎり恋愛日和‼︎
「健康が取り柄だったのに・・・」
まぁ原因は分かっている。昨日雨に降られて帰ってきたまま、濡れた身体を拭かないままソファで寝落ちしてしまったからだ。そりゃ風邪のひとつぐらいひくだろう。
何か食べないといけないのは承知だが、如何せん身体重くて動く気にもなれない。誰かスポーツドリンクでも買ってきてくれないかな・・・なんて、一瞬光春くんの顔が過った。しかし今は喧嘩中だ。こんな時だけ都合良く呼び出すのも負けた気がして嫌である。
それでも「今光春くん何してるかなぁ」と思いながら、ごろんと寝返りをうつ。
その瞬間、スマホから着信音が流れた。
「・・・なんだ、貴ちゃんか」
相手は光春くんじゃなくて、貴ちゃん。なんだとか思ってしまってごめんと、そう呟きながらも応答のボタンを押した。
まぁ原因は分かっている。昨日雨に降られて帰ってきたまま、濡れた身体を拭かないままソファで寝落ちしてしまったからだ。そりゃ風邪のひとつぐらいひくだろう。
何か食べないといけないのは承知だが、如何せん身体重くて動く気にもなれない。誰かスポーツドリンクでも買ってきてくれないかな・・・なんて、一瞬光春くんの顔が過った。しかし今は喧嘩中だ。こんな時だけ都合良く呼び出すのも負けた気がして嫌である。
それでも「今光春くん何してるかなぁ」と思いながら、ごろんと寝返りをうつ。
その瞬間、スマホから着信音が流れた。
「・・・なんだ、貴ちゃんか」
相手は光春くんじゃなくて、貴ちゃん。なんだとか思ってしまってごめんと、そう呟きながらも応答のボタンを押した。