【完】おにぎり恋愛日和‼︎
「おっ出た。三鈴?」
「・・・貴ちゃん、どうしたの?」
「あれ、お前声おかしくね?」
もしかして風邪でもひいた?とスマホの奥から聞こえてくる。まさか声でバレるなんて思いもしなくて、誤魔化すだけ無駄だと「少しね」と返す。喉がイガイガしているだけあって、やっぱり声もおかしいらしい。
「ちゃんと薬飲んであったかくして寝ろよ」
「はーい」
「んで電話したのはさ。例のりんご送ろうと思うけど、来週家いる?」
用件は、私がこの前例の“アップルパイ”を作るといった時。美味しいりんごを送ってくれると言っていたことを本当にしてくれるらしい。来週のスケジュールを確認した後に「水曜と木曜の夜ならいいよ」と告げる。
「・・・貴ちゃん、どうしたの?」
「あれ、お前声おかしくね?」
もしかして風邪でもひいた?とスマホの奥から聞こえてくる。まさか声でバレるなんて思いもしなくて、誤魔化すだけ無駄だと「少しね」と返す。喉がイガイガしているだけあって、やっぱり声もおかしいらしい。
「ちゃんと薬飲んであったかくして寝ろよ」
「はーい」
「んで電話したのはさ。例のりんご送ろうと思うけど、来週家いる?」
用件は、私がこの前例の“アップルパイ”を作るといった時。美味しいりんごを送ってくれると言っていたことを本当にしてくれるらしい。来週のスケジュールを確認した後に「水曜と木曜の夜ならいいよ」と告げる。