【完】おにぎり恋愛日和‼︎

大丈夫。離れていても、私たちは同じ空の下にいるのだ。
それに心の距離は物差しで測れるものではない。
互いに互いを想い続けている限り、楽しい時も嬉しい時も悲しい時も辛い時も、きっと毎日近くに光春くんを感じながら過ごすことになるのだろう。

「またね、光春くん!」

降り注ぐ太陽の光が私の左薬指にはまっている指輪を反射して、未来への進路を照らす。

導かれるがままに歩んで辿り着いた先には、2人で思い描いた将来が待っていますように。









20XX某日。

voyageが日本人初となるニューヨークでの大規模イベントに出演を果たしたその数日後。

とあるビッグニュースがメディアで大きく取り上げられ、voyageは再び国民を沸かせることとなった。
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