【完】おにぎり恋愛日和‼︎
「アンタが連絡返さないからでしょ」
「まぁ、随分よろしくやってたみたいだけど」と天音くんの冷ややかな視線は、例の女を刺していた。
「連絡?あ、ごめん。気付かなかった・・・けどさ、」
確かに携帯を確認すると「今どこ?もう食堂から移動した?」とメッセージが来ていた。返信がなかったから、わざわざここまで探しに来てくれたらしい。
あは、と乾いた笑みを浮かべたまま私は天音くんに告げる。
「ヒーローは遅れてやってくるって言うけどさ、せめて・・・水ぶっかけられる前に来て欲しかったなぁ」
「・・・それは、ごめん」
そう、私は水を被らないわけではなかった。
天音くんが会話に入ってきた時には既にぶっかけられていたのだ。
「まぁ、随分よろしくやってたみたいだけど」と天音くんの冷ややかな視線は、例の女を刺していた。
「連絡?あ、ごめん。気付かなかった・・・けどさ、」
確かに携帯を確認すると「今どこ?もう食堂から移動した?」とメッセージが来ていた。返信がなかったから、わざわざここまで探しに来てくれたらしい。
あは、と乾いた笑みを浮かべたまま私は天音くんに告げる。
「ヒーローは遅れてやってくるって言うけどさ、せめて・・・水ぶっかけられる前に来て欲しかったなぁ」
「・・・それは、ごめん」
そう、私は水を被らないわけではなかった。
天音くんが会話に入ってきた時には既にぶっかけられていたのだ。