【完】おにぎり恋愛日和‼︎

「ッだってこの子がずっと天音くんに付き纏って、」
「別にこの子は俺に付き纏っていないし、迷惑だと思ったことはないから」

祈りが通じたのか、天音さんから出たのは思っていたよりも穏やかな声色。

「寧ろこっちがお願いしてんの」
「お願い・・・?」

困惑する女に、天音くんは淡々と答える。

「事務所からの命令」
「は?」

今度は私が困惑した。
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