『苦しめてごめん・・』―消せない過ちを悔いる日々―
◇ふたりの関係
休日を翌日に控えた日の20時過ぎ、山の井物産(株)に勤める神尾皇紀は
ラブホテルでシャワーを浴びた後ベッドルームへと戻った。
ベッドの上にはすでにシャワーを済ませ身ぎれいにして待つ同僚の根米菜々緒の姿があった。
ライトの灯りを絞り薄暗がりの中、菜々緒はブラとパンティーを身に着けただけの姿で
神尾を迎える為、息を潜めて待っていた。
身体を重ねるのは今日で4回目だったか5回目だったか。
年は少々いってるが顔も身体も驚くほど綺麗な女だ。
毎度見惚れるほどに。
視覚だけで男の隠している野獣性を呼び起こさせる。
目の前の女は強烈なフェロモンで男の性を煽る。
全面にパステルカラーで花柄模様の描かれたブラのホックを外すと、
こぼれる落ちるようにして現れた小振りのまるで誘ってでもいるかのような厭らしい乳房。
こんな誘い受けするような胸を見て興奮を覚えないヤツはまずいないだろう。
手の平と指で揉みしだくという行為はすっ飛ばし、いきなり厭らしい待ち受けする胸に
むしゃぶりつく。
興奮を隠しもせず荒々しく口をすぼめたり広げたりしつつ、乳輪周りから少し範囲を
広げたり狭めたり好き放題の限りをつくす。
「あっあっ・・はぁ~ン」
最初は我慢していたのか声を抑えていた女が延々しゃぶり続けると、その内に
官能的で切なげな声をこぼし始める。
その声に神尾の五感が大きく反応する。
右の胸を堪能した後、下部に移した掌で、ゔぃーなすのおかを
気持ち、揉みしだく感じで撫で続ける。
「あぁん、ね、じらさないで、おねがい・・。そんなされると我慢できないわ」
まだだ、もっと焦らしてやる。
円を描くようにじっとりと動かしていた掌を今度は上下に動か
し更なる刺激を身体と脳に刷り込む。
「あ、ぁ、―――――ン」
堪えたような嬌声が止まらない。
「う、――ン、神尾くん、私もうだめ、おねがい・・して」
「いや、まだだ」
神尾は彼女の懇願を許さなかった。