司先輩、甘すぎです…

「こんなとこに新入生のお前がいるとわかれば、大騒ぎになるぞ。」

たしかにそうだけど…

「…よし、行くか。」

そう言ったイケメンさん。
え?どこに?

「お前はちょっと休んだ方が良い。顔色が悪い。」

そう少し顔をしかめたイケメンさん。
そうなの?
気づかなかった。

「だから、誰もいないとこ行くぞ。」

どこかへ向かって歩き出す彼。
あ、れ?
急にまぶたが重くなった。
なんだか、安心するなぁ…彼の腕の中は。
私はいつのまにか眠りに落ちていた。
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