司先輩、甘すぎです…

水星学園

2人と話していると、あっという間に学園にたどり着いた。
「うわぁ」
目の前にそびえ立つ大きな校門に思わず感嘆の声を漏らす。
ひぇー、いつ見ても立派!!

「うわーやばいねー!もう、校門だけでもオシャレだし!」
「うん、なんかもうここがリゾート地に見えてきた…」

優衣と音も驚いたように口をポカンと開けている。
まぁ、一回受験する高校なんだからって見に来たことあるんだけどね。
それでも、やっぱり慣れないし、何度見ても立派で圧倒されてしまう。

「制服もかわいいしねっ!ほんと入学してよかったね!」
私も2人の盛り上がりに参戦する。
「そうだね!さぁこんなところで突っ立ってるわけにもいかないし、早く新しいクラス見に行こー!」

いつもよりハイテンションな優衣に連れられ、
新しいクラスが張り出されている掲示板を見に行くと
そこには人がたくさん集まっていた。

…あれ、なんか視線を感じる。
< 4 / 81 >

この作品をシェア

pagetop