司先輩、甘すぎです…
小学生でこれだけの容姿をしていたのに、高校生になった今では、更にかわいさに磨きがかかっている。
大人っぽさも少しあって、改めて綺麗だと痛感した。
まぁ、そんな事恥ずかしくて言えるわけねぇーけど。
…あー幸せだ。
今、この時間が。
美琴が手を伸ばせばすぐ近くにいるこの空間が心地よい。
幼い頃は、家が隣でよく遊んでいた。
毎日が楽しくて、色鮮やかに見えた。
美琴は、いつも目つきが鋭いだけで顔が怖いと言われ、避けられていた俺を当たり前のように、他の奴らと同じように接してくれた。
それが俺にとっては嬉しかった。
いつも、笑ってて楽しそうで。
俺も美琴といると、とても楽しくてよく笑ってた。
たぶん、俺は出会ってからずっと惹かれていたんだと思う。
それが恋だと気づいたのは、小2の時だった。