司先輩、甘すぎです…
「あ、あのっ
名前、名前教えてもらってもいいですか!?」
……名前?
「えっと、はい。橘美琴です。」
「橘…さん。俺の名前は秋本よ「はいはい、何してるのかなぁ?」
秋本くん?の言葉を遮って私の肩を引き寄せたのは、なぜかご立腹の優衣だった。

「え…だ、誰?」
「美琴のこと好きってバレバレだから。
早く諦めな。じゃないと…どうなるかわかるよね?(殺意こもってます)」
音は彼の耳に顔を近づけて何か小さく囁いた。
何、言ってるんだろう?
なんかめっちゃ音が怖い顔してた気がするんだけど。
「ッ!じゃ、じゃあ俺はこれでっ!!」
音の言葉を聞いた瞬間、急に顔を真っ青にしたと思う
と、怯えながら走り去っていった彼。
「な、なんだったんだろうね?」
「んー美琴は知らなくていいんだよー」
「そうそう、早くクラス分け見よー」
軽く流されてしまった。
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