司先輩、甘すぎです…

それにしても…
「意外なチョイス…」
「そうか?」
口に出していたのか、司先輩が反応する。
「なんというか…司先輩って優雅にチェスとかやってそうじゃないですか」
「お前の中の俺、どんな印象なんだよ。」
そう伝えると微妙な顔をかされた。
「あはは〜さぁ?」
「まぁいいか。
……それにゲーセン来たのこれで2回目だし。」
ぼそっと呟いた言葉に、目を見開く。

「2回目!?」
そんなことってある???
「うるさい、早く行くぞ。」
耳を少し赤くして、いそいそと早足で店内に入っていってしまう。
え、もしかして照れてる?
…かわいいすぎる。
「待ってください!」
悶えるのを我慢して店内に入った。
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