司先輩、甘すぎです…


「ふふっ、いい先生ですね。」
「そうか?ちょっと言い方ムカついたけどな。
典型的な親バカだ。」
そう言い切ってしまう先輩がおもしろくてまた笑みが溢れた。
話しながら、靴箱で履き替えて外に出る。
春の陽気がポカポカあたたかい。
「そういえば、どこに行くんですか?」
「んー…秘密。」
「え、なんですか、それ…。」
「ついたらわかる。」
そう言われて、とりあえずそれ以上聞かず、先輩について行くことにした。

「ここは…」
目の前にはチカチカとライトで明るく照らされたCKアドベンチャーという文字。

ーCKアドベンチャー  国内の娯楽施設で有名なゲームセンター施設!UFOキャッチャーでとれる景品が豪華なことで有名で、様々な世代に人気なのだ!財布の紐がどんどん緩まって、いつの間にか全財産がなくなった人もいるとか…?
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