追いかけろ、青。
に、なぜかテニス部でもある宮田 まりなが追加メンバーになってしまい。
テニス部との両立ができなさそうだと追い詰まってから、こうして私のもとへ。
「まりな、私がチアリーディングなんかできると思う?」
「えっ、できるよ!!すーちゃん手足長くてわりとスタイルいいしっ、メイクすれば化ける顔してるしっ!!」
「……化ける…」
「あっ、ちがう!引き立つ!!引き立つ顔ですうっ!」
すーちゃん、まりな。
気づけばお互いに呼び合うようになった私たち。
スマホには彼女の名前も登録されていた。
これは自分でも認めていいほどに、わりと友達をしているかもしれない。
「ほらっ、野球部も盛り上がってきたしさ、かなりメンバー募集してるらしくって…!
すーちゃん帰宅部だし、それこそやるべきじゃんっ!!」
「……それ以前の問題なの」
「それ以前?よく分かんなあ~い!あっ、ほらほら友利を応援してあげよーよ!!」
「………」