隣でぎゅっと、甘く。



「っ、ひゃあっ!」



首筋に生暖かい〝何か〟が、
触れる気がして思わず声が漏れた。



今まで出したことない声が、
私は恥ずかしいのに............っ。



「ふっ、かわいー」



〝可愛い〟なんて爆弾を落とす晴くん。



「ぅ、可愛くは、ないもんっ、」



いつもより、直球な晴くんに、
照れて、ツンデレみたいな言葉を出すと。



「桜乃は、かわいーよ。
でも、〝彼氏〟とか作んないで、欲しい、
桜乃には、俺以外、見ないで、って思う」



〝彼氏〟を強調するように言う晴くん。



でも........................



「............っ、晴くん?
私、〝彼氏〟なんかいないよ??」



〝彼氏〟を強調しながら、
晴くんに事実を伝えると。


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