鬼の生贄になったはずが、溺愛されています
人間と鬼のハーフの花鬼はよく笑い、快活な子供だった。


「ハナ」


呼ばれて顔を上げると入り口に光鬼が立っていた。


「おかえりなさい。今日はなにが取れたの?」


そう言って花鬼と近づいていったとき、ハナは思わず息を止めた。
花鬼は「わぁ! きれいな鳥!」とはしゃいでいる。

光鬼が右手に掲げていたのは虹色に光る鳥だった。
それも、何羽もいる。

これだけあれば着物くらい簡単に作れてしまいそうだ。


「これでようやくハナの花嫁衣装を見られるな!」


光鬼はそう言って豪快な笑い声をあげたのだった。



END
< 77 / 77 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:18

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

クレジット人間-遊園地から脱出せよ!-

総文字数/4,480

ホラー・オカルト10ページ

表紙を見る
非モテOLが死神さまと恋愛リベンジ!

総文字数/49,202

恋愛(オフィスラブ)168ページ

表紙を見る
友梨奈さまの言う通り

総文字数/49,142

ホラー・オカルト167ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop