僕の世界観

小さな僕の機械

手の中の携帯は
今日も鳴らなくて
僕はそれが寂しくて
無意味に弄るんだ

電車にゆられて
ぼんやりしてたら
隣の人の携帯が鳴り出した

その子は面倒臭そうに
携帯いじってた

僕には面倒臭くなる程
携帯は鳴らない
手の中にあるのは
着信の無い小さな機械

電車にゆられて
周りを見回した
みんな手の中には携帯

電車のアナウンスなんて
聞こえてない聞いてない

僕の携帯はポンコツ
昔の古い機種
周りはみんな最新の機種

今度着信があったら
買い換えよう
だって待ってる着信は
僕の大事なあの子だから

気紛れなあの子は
何時僕の携帯を
鳴らしてくれるかな

僕はそれ以外の着信は
要らないから教えない

僕の携帯はあの子専用
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