自殺教室
「うわああああああ!!」


後は絶叫しながら恐怖をごまかしてどうにかするしかなかった。
千秋をイジメていたことが原因でこんなことになるなんて思わなかった。

イジメの原因は千秋のカンニングを知ったことだったけれど、それだけであそこまでする必要はなかったと、今では思っている。
カンニングしているのなら先生に相談をすればよかっただけのことだった。

そんなことにも気が付かなかったなんて……。
一浩の目から一筋の涙がこぼれ落ちた。


「千秋……ごめんな……」


一浩はそう呟くと、その場に崩れ落ちたのだった。
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