自殺教室
自分ができないことをやっている千秋はすごい子なんだと、心の中で思っていた。
でもそれが裏切られた気分だった。

カンニングしていい点数を取っている千秋が楽しそうに学校へ来ていることが許せなかった。
そんな感情は湯がんだ正義感として表に現れてしまった。

千秋を許すな。
千秋は最低の人間だ。

だから……。
ある日、一浩は千秋の机にラクガキをして、イジメを開始したのだった。
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