相思相愛・夫婦の日常~羽♡兎編~
「うー羽くん、あんま見ないで…恥ずかし…/////」
「だって、可愛くて」
「ご飯…作るね」
そう言って立ち上がり、キッチンへ向かった羽咲。
黒羽は、しばらく眺めて着替えるためにリビングを出た。
スウェットに着替え、ピアスを五個つける。
そして戻り、羽咲を手伝う。
「━━━━いただきます!」
「どうぞ?」
親子丼を頬張る。
「━━━━んー!旨っ!!」
「フフ…良かった!」
黒羽に微笑み、羽咲も食べ始めた。
「あ、そう言えば!」
不意に、羽咲が言う。
「ん?」
「今日一緒に来てた……えーと…同期の……」
「若畑?」
「そう!若畑さん!
若畑さん、あれからどう?」
「は?」
思わず、持っていた箸をテーブルに置く。
何度も言うように、羽咲から自分以外の男の話が出ることを嫌う黒羽。
あっという間に不機嫌になる。
「え?あ、へ、変な意味はないよ!
怒らせたみたいだったから、どうだったのかなって聞いてみただけだよ!」
「若畑のこと、気になるの?」
「気になるというか、羽くんの友達だし…
私のせいで、関係が悪くなったら嫌だなって……」
「友達じゃないよ。
同期だからよく話すってだけ。
俺の友達は、トキだけだよ」
「そうなの?」
「そうだよ。だから、若畑のことなんか気にしないで!」
そして片付け中。
「━━━━ちょっ…羽く……離れて!
食器、洗いにくいよぉ…」
若畑の話をしたせいで、完全に不機嫌になってしまいべったりくっついていた。
「やだよ、離れない。
だいたい!兎ちゃんが、若畑の話なんかするからでしょ!」
「う…ごめんね!
だから、離れて?重くて、しずらいの」
しかたなく離れた黒羽は、そのままカウンターの方から羽咲を見つめる。
「………」
「な、何?」
「兎ちゃん」
「はい」
「それ終わったら、一緒にお風呂入ろうね!」
満面の笑みの黒羽。
しかしその笑顔の中に恐ろしい何かがあり、羽咲は何度も頷いた。
その後一緒に風呂に入り、ベッドに入ってからも狂おしい程激しい黒羽の愛情を受け止めることになったのだった。
「━━━━兎ちゃん」
「ん…?」
何度も果てた後、黒羽の腕枕でぐったりした身体を休めている羽咲。
「ごめんね。
嫉妬深くて……」
「ううん…」
「……………ほんと、自分が嫌になる…」
黒羽が羽咲を抱き締め呟いた。
黒羽の胸の音が、はっきりと聞こえてくる。
なぜか、その心音がとても切ない。
羽咲も切なくなり、顔を上げて黒羽の頬に触れた。
「それでも、好き」
「兎ちゃん…」
「男性の話に嫉妬する羽くんも好き!」
「……/////
うん……!ありがと!
俺も好き!」
そして、また抱き締めた。
(あーあ…このまま、離れられなくなったらいいのに………)
黒羽はそんなことを考えていた。
「だって、可愛くて」
「ご飯…作るね」
そう言って立ち上がり、キッチンへ向かった羽咲。
黒羽は、しばらく眺めて着替えるためにリビングを出た。
スウェットに着替え、ピアスを五個つける。
そして戻り、羽咲を手伝う。
「━━━━いただきます!」
「どうぞ?」
親子丼を頬張る。
「━━━━んー!旨っ!!」
「フフ…良かった!」
黒羽に微笑み、羽咲も食べ始めた。
「あ、そう言えば!」
不意に、羽咲が言う。
「ん?」
「今日一緒に来てた……えーと…同期の……」
「若畑?」
「そう!若畑さん!
若畑さん、あれからどう?」
「は?」
思わず、持っていた箸をテーブルに置く。
何度も言うように、羽咲から自分以外の男の話が出ることを嫌う黒羽。
あっという間に不機嫌になる。
「え?あ、へ、変な意味はないよ!
怒らせたみたいだったから、どうだったのかなって聞いてみただけだよ!」
「若畑のこと、気になるの?」
「気になるというか、羽くんの友達だし…
私のせいで、関係が悪くなったら嫌だなって……」
「友達じゃないよ。
同期だからよく話すってだけ。
俺の友達は、トキだけだよ」
「そうなの?」
「そうだよ。だから、若畑のことなんか気にしないで!」
そして片付け中。
「━━━━ちょっ…羽く……離れて!
食器、洗いにくいよぉ…」
若畑の話をしたせいで、完全に不機嫌になってしまいべったりくっついていた。
「やだよ、離れない。
だいたい!兎ちゃんが、若畑の話なんかするからでしょ!」
「う…ごめんね!
だから、離れて?重くて、しずらいの」
しかたなく離れた黒羽は、そのままカウンターの方から羽咲を見つめる。
「………」
「な、何?」
「兎ちゃん」
「はい」
「それ終わったら、一緒にお風呂入ろうね!」
満面の笑みの黒羽。
しかしその笑顔の中に恐ろしい何かがあり、羽咲は何度も頷いた。
その後一緒に風呂に入り、ベッドに入ってからも狂おしい程激しい黒羽の愛情を受け止めることになったのだった。
「━━━━兎ちゃん」
「ん…?」
何度も果てた後、黒羽の腕枕でぐったりした身体を休めている羽咲。
「ごめんね。
嫉妬深くて……」
「ううん…」
「……………ほんと、自分が嫌になる…」
黒羽が羽咲を抱き締め呟いた。
黒羽の胸の音が、はっきりと聞こえてくる。
なぜか、その心音がとても切ない。
羽咲も切なくなり、顔を上げて黒羽の頬に触れた。
「それでも、好き」
「兎ちゃん…」
「男性の話に嫉妬する羽くんも好き!」
「……/////
うん……!ありがと!
俺も好き!」
そして、また抱き締めた。
(あーあ…このまま、離れられなくなったらいいのに………)
黒羽はそんなことを考えていた。