相思相愛・夫婦の日常~羽♡兎編~
頷いて、抱きついた。
「んー、おかえり兎ちゃん!」
今度は、黒羽が頬ずりをする。
「うん!
カレー、作ってくれたんだね!ありがとう!」
見上げて微笑む。
「うん!もちろん、甘口だから安心してね!
待ってね!もう少し煮込むから」
少し煮込んでいる間、二人はソファに並んで座り話をする。
「どうだった?ランチ」
「うん、楽しかったよ?」
向き直り、羽咲の手を取った黒羽。
指を絡めて握り、窺うように聞いてきた。
「ねぇねぇ、どんな話したの?」
「うーん…仕事の話とか、大学の先生の話かな?」
「へぇー!
先生って、男?女?」
「だ、男…性……」
男性の話をすると、恐ろしいオーラに包まれる黒羽。
黒羽自身は抑えて、出してないつもりでいるんだろうが感情が滲み出ている。
なので羽咲は、黒羽と時哉以外の男性の話をするのは反射的に躊躇してしまう。
「男…」
すぐに、ヤキモチを妬いてしまう黒羽。
首を横に振ってヤキモチを払拭し、再度向き直る。
「ナンパは?されてない?大丈夫だった?
兎ちゃんは、すぐに男を惚れさすからね……」
「うん、大丈夫だよ!
ナンパは、されてないよ!」
「………」
「ん?羽くん?」
「ナンパ“は”?
じゃあ、何ならあったの?」
「あ、いや…
ただ、稲穂ちゃんと芽紅ちゃんの同期の男の人を紹介されただけ。
たまたまね、帰ろうとしたら会って。
でも、挨拶してすぐ帰ったよ!」
「ほんとに?」
繋いでいた手を更に握る。
そして、鋭く羽咲を見る。
「うん!」
微笑む羽咲に、黒羽も微笑む。
そのまま羽咲に顔を近づけ、キスを求めた。
「兎ちゃん、チュッチュッしよ?」
「う、うん…/////」
何度か啄んで、そのまま抱き締めた。
羽咲の肩に顔を埋めて、苦しそうに言う。
「はぁ…自分が嫌になる」
「え?」
「ちょっと兎ちゃんが俺の知らないところで男に会ったってだけで、嫉妬でおかしくなる」
“ごめんね”と、羽咲の額に額をくっつけた。
「私は、羽くんだけが大好きだよ!
大丈夫!私の方が、羽くんを大好きだから!」
「違うよ、俺の方が兎ちゃんに惚れてるんだよ?」
「違うよ、私だよ」
「違う!お、れ!」
「違うよ!私!」
「………」
「………」
「……フッ…!!」
「……フフ…!」
互いに顔を見合わせ、噴き出して笑った。
それから、夕御飯を食べ始めた二人。
「━━━━うん、美味しい~!」
「フフ…良かった!」
「羽くんのカレーは、ほんと美味しい!」
思った通りの満面の笑顔。
黒羽は頬杖をつき、微笑んだ。
「んー?ふぁに?(何?)」
カレーを頬張り、首をかしげる。
「フフ…ううん!」
そして腕を伸ばして、羽咲の頭を撫でた。
「ん?羽くん?」
「やっぱ、兎ちゃんが世界で一番可愛い……!」
「んー、おかえり兎ちゃん!」
今度は、黒羽が頬ずりをする。
「うん!
カレー、作ってくれたんだね!ありがとう!」
見上げて微笑む。
「うん!もちろん、甘口だから安心してね!
待ってね!もう少し煮込むから」
少し煮込んでいる間、二人はソファに並んで座り話をする。
「どうだった?ランチ」
「うん、楽しかったよ?」
向き直り、羽咲の手を取った黒羽。
指を絡めて握り、窺うように聞いてきた。
「ねぇねぇ、どんな話したの?」
「うーん…仕事の話とか、大学の先生の話かな?」
「へぇー!
先生って、男?女?」
「だ、男…性……」
男性の話をすると、恐ろしいオーラに包まれる黒羽。
黒羽自身は抑えて、出してないつもりでいるんだろうが感情が滲み出ている。
なので羽咲は、黒羽と時哉以外の男性の話をするのは反射的に躊躇してしまう。
「男…」
すぐに、ヤキモチを妬いてしまう黒羽。
首を横に振ってヤキモチを払拭し、再度向き直る。
「ナンパは?されてない?大丈夫だった?
兎ちゃんは、すぐに男を惚れさすからね……」
「うん、大丈夫だよ!
ナンパは、されてないよ!」
「………」
「ん?羽くん?」
「ナンパ“は”?
じゃあ、何ならあったの?」
「あ、いや…
ただ、稲穂ちゃんと芽紅ちゃんの同期の男の人を紹介されただけ。
たまたまね、帰ろうとしたら会って。
でも、挨拶してすぐ帰ったよ!」
「ほんとに?」
繋いでいた手を更に握る。
そして、鋭く羽咲を見る。
「うん!」
微笑む羽咲に、黒羽も微笑む。
そのまま羽咲に顔を近づけ、キスを求めた。
「兎ちゃん、チュッチュッしよ?」
「う、うん…/////」
何度か啄んで、そのまま抱き締めた。
羽咲の肩に顔を埋めて、苦しそうに言う。
「はぁ…自分が嫌になる」
「え?」
「ちょっと兎ちゃんが俺の知らないところで男に会ったってだけで、嫉妬でおかしくなる」
“ごめんね”と、羽咲の額に額をくっつけた。
「私は、羽くんだけが大好きだよ!
大丈夫!私の方が、羽くんを大好きだから!」
「違うよ、俺の方が兎ちゃんに惚れてるんだよ?」
「違うよ、私だよ」
「違う!お、れ!」
「違うよ!私!」
「………」
「………」
「……フッ…!!」
「……フフ…!」
互いに顔を見合わせ、噴き出して笑った。
それから、夕御飯を食べ始めた二人。
「━━━━うん、美味しい~!」
「フフ…良かった!」
「羽くんのカレーは、ほんと美味しい!」
思った通りの満面の笑顔。
黒羽は頬杖をつき、微笑んだ。
「んー?ふぁに?(何?)」
カレーを頬張り、首をかしげる。
「フフ…ううん!」
そして腕を伸ばして、羽咲の頭を撫でた。
「ん?羽くん?」
「やっぱ、兎ちゃんが世界で一番可愛い……!」