番外編集 ―イケメン男子に愛されまくり―
「ふぅ。それで?何で伊鳥がT大にいるの?」
「えっと、オープンキャンパスがあって、それでT大に来たんですよ。今から自分の希望した講義を受けに行くんです」
「あぁ、そういえば、今日オープンキャンパスがあるんだっけ。それって何の講義?」
「心理学です」
「心理学か。なら、伊鳥一緒に行こう。俺、心理学を受講してるから」
「へぇ、そうなんですか。なら、ちょうどいいですね。一緒に行きたいです」
浮かれた気持ちなまま、輝楽さんと大講義室に向かった。
「うわぁ、人が多いですね……」
「まぁ、心理学は受講する奴多いから。今日はオープンキャンパスがあるし、席は全部埋まりそうだ。伊鳥、さっさと座ろう。席が無くなる」
「はい、そうですね」
輝楽さんの言葉に頷き、ついていった。
「ここでいい?」
「いいですよ」