番外編集 ―イケメン男子に愛されまくり―
「ふゆ、行かないの?」
「あ、でも、紗奈ちゃんと萌ちゃんとショッピングの約束が……」
「そんなのいつだってできるじゃない!佐野先輩とはたまにしか会えないんだから、佐野先輩のところに行って!ショッピングは萌と2人でするから」
「ごめん、ありがとう」
佑都に会えると思ったら、嬉しくてたまらなかった。
走って校門へと目指す。
「佑都!」
女の子に囲まれている佑都に声をかけた。
「ふゆ」
私に気づくと、佑都は囲んでいた女の子達をするするとかわして私のところに来てくれた。
「えっ、嘘、名前呼びなんだけど!」
「うわっ、ショックー!」
周囲から悲鳴のようなものが聞こえた。
それでも、私にはほとんど聞こえなくて。
目の前にいる佑都に神経が向かってる。