番外編集 ―イケメン男子に愛されまくり―
「手、繋いでいい?ふゆ」
「うん、もちろんいいよ」
頷くと、佑都が手を絡めた。
そのまま歩き出す。
「佑都が来たって聞いてほんとびっくりしたんだよ。急にどうしたの?」
「ほら、前に僕の大学に来てくれたでしょ?だから、今度は僕がふゆに会いに来たんだ。もちろん驚かせたかったから、サプライズで。ふゆはどうか分からないけど、僕はふゆに会いたくて仕方なかったしね」
甘い言葉にドキドキすると同時に、今佑都がいて嬉しくなる。
私だって会いたかったんだよ、佑都……
「そうだったんだ。私も佑都に会いたかったから、嬉しい……」
「ふふっ、珍しく素直だね。ふゆ」
「いつも素直だよ、私は」
「はいはい。そうだね」
この2ヵ月電話だけだったから、こういうやりとりができるのも嬉しい。