ワープ先でお忍び王子と母さん探しの旅に出る?!
夢?
「待たせたね。それより、こいつはダトス。僕の友人だ」
「ダトス・・・黒髪、ルーク・・・金髪」
「ん?なんか言った?」
「い、いえ。それより、私はあなた達を何者かと聞いてるんだけど!」
そう言うと、ダトスが苦しそうな顔をした。
ん?
なにかを我慢してる?
すごくつらそう。
なんだろう。
「うーん、それより僕は花について知りたい。花、なんで倒れてたのかな?」
は?
・・・・倒れてた?
すると、ダトスが言う。
「きっと、ルークの気を引きたかったんですよ」
あっかんべーだ。
そういう趣味はないし。
「第一、私は崖で突き落とされ・・・えっ?」
出来事を振り返る。
思いっきり、前のめりになって聞いた。
「わ、私、頭から血とか出てなかった?!」
「血・・・?そんなものは見てないね。ただ、倒れてたから、運んだだけだよ」
そ、そんな、嘘でしょう・・・?
私は青ざめる思いで言う。
「ここ、どこ・・・」
しーん。
いやいやいや、ちょとなんか言ってよ。
ダストなんてさっきまで口開けてたでしょ?!
って、今はそんなこと考える暇はない。
だって、私は日本で、山の中で、襲われて・・・
襲われたのはお母さんか。
それで、崖から落とされて・・・・死んだ?!
いや、生きてるよね。
なんで死んでないの?
死ぬよね普通?!
「あの、鏡ある!?」
すると、ルークが私の後ろの壁を指さした。
ぱっと振り返り、鏡を見ても、私が映っている。
私は手を横に出す。
・・・まったく同じ。
これは、夢じゃないの?
現実?
さすがに、みんな見てる前でほっぺたは引っ張れないし・・・
鏡の中にはちゃんと、守られガールがいる。
いや、守られガールって・・・
転生?召喚?
どっちもしっくりこない・・・
まさか・・・まさかだけど、落ちる瞬間にここに飛ばされたとか?
うーん、陳腐な話だけどしっくりくる。
「えっと、私は倒れてたんだよね」
「そ。窓の外にちょうど見えるだろう。あそこだ」
私はばっと窓を見る。
ここは、2階か。
私は容赦なく飛び降りた。
すとんと着地。
うん、運動神経なまってないから、私の体も本物。
私、2階から飛び降りるのは結構得意。
お父さんが、もし火事の時に2階にいたら、容赦なく飛び降りるように!って言ってた。
それで、ためしに練習したら、割といけた。
うちは2階建てだったから、3階は試したことないけど、2階までがセーフかも。
窓から見えるところだから、ここらへんか。
ただの、砂利が転がってる地面。
なんの変哲もない。
私は、真上を仰いだ。
もし、崖があったら、私の体どうなってるんだ、ってなる。
けど、そっちのほうが納得しやすい。
けど、崖はなく、きれいな空。
そして・・・
「え、えええええっ!?」
「ダトス・・・黒髪、ルーク・・・金髪」
「ん?なんか言った?」
「い、いえ。それより、私はあなた達を何者かと聞いてるんだけど!」
そう言うと、ダトスが苦しそうな顔をした。
ん?
なにかを我慢してる?
すごくつらそう。
なんだろう。
「うーん、それより僕は花について知りたい。花、なんで倒れてたのかな?」
は?
・・・・倒れてた?
すると、ダトスが言う。
「きっと、ルークの気を引きたかったんですよ」
あっかんべーだ。
そういう趣味はないし。
「第一、私は崖で突き落とされ・・・えっ?」
出来事を振り返る。
思いっきり、前のめりになって聞いた。
「わ、私、頭から血とか出てなかった?!」
「血・・・?そんなものは見てないね。ただ、倒れてたから、運んだだけだよ」
そ、そんな、嘘でしょう・・・?
私は青ざめる思いで言う。
「ここ、どこ・・・」
しーん。
いやいやいや、ちょとなんか言ってよ。
ダストなんてさっきまで口開けてたでしょ?!
って、今はそんなこと考える暇はない。
だって、私は日本で、山の中で、襲われて・・・
襲われたのはお母さんか。
それで、崖から落とされて・・・・死んだ?!
いや、生きてるよね。
なんで死んでないの?
死ぬよね普通?!
「あの、鏡ある!?」
すると、ルークが私の後ろの壁を指さした。
ぱっと振り返り、鏡を見ても、私が映っている。
私は手を横に出す。
・・・まったく同じ。
これは、夢じゃないの?
現実?
さすがに、みんな見てる前でほっぺたは引っ張れないし・・・
鏡の中にはちゃんと、守られガールがいる。
いや、守られガールって・・・
転生?召喚?
どっちもしっくりこない・・・
まさか・・・まさかだけど、落ちる瞬間にここに飛ばされたとか?
うーん、陳腐な話だけどしっくりくる。
「えっと、私は倒れてたんだよね」
「そ。窓の外にちょうど見えるだろう。あそこだ」
私はばっと窓を見る。
ここは、2階か。
私は容赦なく飛び降りた。
すとんと着地。
うん、運動神経なまってないから、私の体も本物。
私、2階から飛び降りるのは結構得意。
お父さんが、もし火事の時に2階にいたら、容赦なく飛び降りるように!って言ってた。
それで、ためしに練習したら、割といけた。
うちは2階建てだったから、3階は試したことないけど、2階までがセーフかも。
窓から見えるところだから、ここらへんか。
ただの、砂利が転がってる地面。
なんの変哲もない。
私は、真上を仰いだ。
もし、崖があったら、私の体どうなってるんだ、ってなる。
けど、そっちのほうが納得しやすい。
けど、崖はなく、きれいな空。
そして・・・
「え、えええええっ!?」