先生♪大好き♪
店員さんの前に二人並び受付をする。


300円払い女性用の弓を受け取った。


先生は男性用の大きい弓。


私はそれを見て『公平じゃない!』と言い無理矢理男用の弓で勝負する事に。


店員さんには渋られたけど、元々腕力には自信があったので言いくるめ取り替えた。


的の前に立ち軽く弓を引いてみる・・・





うっ・・・結構重いかも・・・??


でも、見栄張って取り替えたから今更変えるのも恥ずかしくて、そのまま続ける。



いざ、矢を手に射るポーズを構えるも、



スル・・・スル・・・



全然定まらない。矢がじっとしてくれない!


それは先生も同じようで、二人して出だしから苦戦していた。


私は同じように矢を落としている先生を見て笑いを堪えきれず、


『アハハハ!先生、だっさいよ?(笑)』


声に出して笑い出した。


『ウッセー!お前だって全然ダメじゃん!?・・・くっそ~』


いい歳した大人が子供のように悔しがってる姿を見て、それが可笑しくて、もう私の集中力はガタガタ。


結局お互いの矢が的に当たる事無く、勝負の結果はドロー。


後ろ髪引かれる思いでアーチェリー場を後にした。
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