先生♪大好き♪
私の突っ込みでシリアスになりかけてた空気を払拭した。


イヤだもん。


せっかくの雰囲気を壊したくない。


だから笑って笑って話の流れを別の方向に持っていこうとした。



『ハハ・・・。だけどホント。一応担任ですからね。気になるんですよ、生徒の事が。だから何かあったら言ってな?』


『はぁい。アリガトウゴザイマス(笑)』


『お前、本当に分かってんのか~?』



そう言って髪の毛をクシャクシャっとしてくれた。



うわぁーーー!!


パッサパサの髪の毛に・・・


は・・・恥ずかしすぎる・・・



そうこうしている内に私の自宅近くのコンビニに到着。



『買い物していくんで、ココで大丈夫です☆』


『そう?んじゃ、ここで』



車から降りお礼を言って先生を見送った。


見送った後もしばらくその場に佇み、二人きりの余韻に浸った。


そしてコンビニには寄らず真っ直ぐ家に帰った。
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