辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました
手伝いを終えたリティは、持ってきた荷物の中から着替えを引っ張り出した。
昨夜、ランベールと瞳の色の話をしたことを思い出し、明るい草色のワンピースにする。
「いいって、なにが?」
「普段会えないような人と会えるでしょ? いろんな話を聞けて楽しいなーって」
ニナの明るく好奇心旺盛な性格がよくわかる感想だった。
「たしかにね。ほかの候補者とも話してみたいわ」
リティが同意すると、またデルフィーヌが鼻を鳴らした。
「呑気なものね。友だち作りのために集まったわけではないのよ」
「だからって全員と敵対する必要はないじゃない」
昨夜、ランベールと瞳の色の話をしたことを思い出し、明るい草色のワンピースにする。
「いいって、なにが?」
「普段会えないような人と会えるでしょ? いろんな話を聞けて楽しいなーって」
ニナの明るく好奇心旺盛な性格がよくわかる感想だった。
「たしかにね。ほかの候補者とも話してみたいわ」
リティが同意すると、またデルフィーヌが鼻を鳴らした。
「呑気なものね。友だち作りのために集まったわけではないのよ」
「だからって全員と敵対する必要はないじゃない」